読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる
記事に猟奇的、同性愛的、表現が含まれることがあります。

"Kaleido"Fried eggs

前書き 最近脳ミソ磨り減ってきてイベントに参加できるほどミソが足りなくなってきたので(というか理解力が乏しくなってきた)イベントには参加できるかわかりませんので料理をつくるレウカド先生のSSを書きました。 本編 「…ここまでは追ってくるまい」 ドレ…

契約 二話

前話 hirtzia.hatenablog.com 何十年も修理せず朽ちた橋、下の川は猫の背ほどの幅しかない。村に平和が訪れた故に起こした住民の怠惰がこの光景には現れていた。今にも落ちてきそうな橋と呼べるものでは無い残骸の下でかれは待っていた。遠目からは細腰の青…

契約

暗く、青臭い遺跡にひとつの灯火が浮かぶ。最初にその光を返したのは翠色の瞳だった。それからはっきりとした顔立ちも浮かび上がってきた。若き魔術師シモン・アンサスは自分の住む村の近くで見つけた洞窟、かれの秘密の場所で遺跡を見つけた。好奇心が旺盛…

出会い 前編

簡素な寝台に身を預ける少年は、呪術師見習いの妖怪、レウカドだ。まだ子供の顔つきをした寝顔はその一日の疲れがまるでなかったようだった。間隔の短い寝息と共に、かれの寝室と正反対の壁にある扉からひとの出入りがあった。赤を基調とした派手な衣装の小…

ガック・グラ

それから、かれは小男の下で暮らした。孤島にある森の中の住処で、小男以外の人間や妖怪は住んでいないようだった。数年にわたる虐待で衰弱しきっていた体も成長を初めていたが、若いながらも摂食障害、睡眠障害に悩まされていた。自分のことを助けてくれた…

追憶

月の冷たい光が差し込む、ドレスタニアの宿の一室。寝具の上には二人の男女が眠っていた。甘い情事のあとの融けるような安らぎの時間だろうか。 男の方が半身を上げた。肋の浮く華奢な体の透き通るような白い素肌に、いくつもの痣や細かい傷があった。その上…

晩餐

アルビダの兄妹、レウカドとレウコトリカは夕食を摂ろうと都市部を訪れた。古いながらも小綺麗にされている門構えのレストランはレウカドが昼夜の食事に世話になっている店だ。店主は種族差別の薄い人間で妖怪のかれも快く受け入れてくれた。妖怪の見た目だ…

レウコトリカ

どこまでも続く青と碧の境界線、白く照り返す水面に一隻の船が一筋描いていった。船上の潮風に乗るカモメたちの嘴の先には大国ドレスタニアが見えていた。「おい、ねえちゃん、もうすぐドレスタニアだ!降りる準備しな」 甲板の端で縄の整理をしていた何日も…

ドクター・レウカド

その店はドレスタニアの都市部に密かに開かれていた。賑わう繁華街と正反対の別世界に誘うように、建物と建物の間で狭く暗い路地がある。建造物の冷たい岩肌の荒い目をなぞっていくと、蛇の子しか通せぬような扉が見えてくる。それがかれの店だ。「開けてく…

一団の長

眠れない。わたしは隣で寝息をたてている双子の兄に毛布をかけ直すと、音を立てぬよう寝台から降りた。毛布の温もりが体からひいて、身震いをする。兄とわたしの天幕を出て、月を眺める。あたりは暗く、ほかにめぼしいものもないからだ。わたしは陣術で火を…

陣術師の一団

ソーマの寒い夜、僕らは温かい母の子宮に別れを告げた。僕が先に生まれた理由は、才能のある妹を安全に生ませるためだと言い聞かせられた。僕が兄なのに。能が同じなら僕が次期頭首だったはずだ。三歳になるころから陣術を覚えさせられた。僕らはここまでは…

それから十年の月日がたった。イルゼイ・マグスは宮廷を去り、二年前に亡くなったとグリーゼ・マグスから告げられた。かれのことを気に入っていたが、種族間の問題で葬儀に参加する事はできなかった。 わたしはあの日から髪を伸ばしていた。痛まないようにこ…

為す者

母はわたしが四つのときに亡くなられた。一番下のフレヴィンを出産中に衰弱していた母体が耐えられず、生まれてまもなくの子を胸に抱いたまま息を引き取られた。十年以上前になるが、葬儀の記憶がまだ新しく感じる。 わたしの父、現王ヘザベルトの良き縁とし…

紫水晶の欠片

そのころは、現王の第一子、なにもなければ時期王になるエルナダ王子が生まれて無事に二年目を迎えたころ、ウルデナ神を祀る神殿に新しい産声が音もなく響いた。清潔な絹に巻かれ、清水で身体を拭かれるはずだったが、産声を上げない新生児を見て、下女や巫…

サイルリック

自分で描いたSSをGoogle英語翻訳してから日本語翻訳してみた。 Sylrick ...第二王子解雇...第三王子フラビン...第四王子 ニクラストリー... Sylrickの友人 Sylrickはため息をつきました。彼は私がそれに清水の目を落としていた細い指にヒスイを切断すること…