ドクター・レウカド

その店はドレスタニアの都市部に密かに開かれていた。賑わう繁華街と正反対の別世界に誘うように、建物と建物の間で狭く暗い路地がある。建造物の冷たい岩肌の荒い目をなぞっていくと、蛇の子しか通せぬような扉が見えてくる。それがかれの店だ。「開けてくれ、ドクター・レウカド」 男は奇妙な扉の前で訴えかけた。しかし…